英語学習メソッド

今日は、塙 数英教室の英語学習メソッドをちょっとだけ公開します。

英語学習は、まずは教科書をきちんと学ぶことが基本です。

そこで登場するのがこちら。
生徒に必ず作ってもらうノートです。

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左ページは教科書の文章、そして右ページは手作りの解説ページです。

左ページに教科書の文章を自分で写し、まず分からない単語を調べます。
できれば辞書を引いてもらいたいけれど、教科書の最後に付いている単語集で調べても結構です。
そして、各文章のS(主語)、V(動詞)、O(目的語)、C(補語)に下線を引いていきます。
ここまでが宿題。
最初はSVOCが分からず苦労しますが、それは誰でも同じこと。
この段階ではしっかり考えることが大切です。

そして授業では、正しく下線が引けたかどうか、意味がきちんと分かったかどうかをチェックしていきます。
理解するべき文法事項などが登場したら、解説をどんどん書き込んでいきます。

簡単?
そう、簡単です。
でも、教科書の内容って、学校の授業で理解したつもりになっていても意外に分かっていないものなんです。
このノートを作ると、定期テストの点数がほぼ確実に上がります。

そうそう、英語の順番に慣れ、英語アタマにならなくてはいけないので、理解した後は何度も声に出して読むことも大切ですよ。

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数学を学ぶことの意義について

中学生が使っている数学の教科書の最初のページに、「はじめに」というメッセージがあります。
何気なく開いてみたら、それが素晴らしいのです。
恐らく多くの中学生は、読んでいないのではないかと思います。
現在数学を学んでいる中学生も、保護者の方も、是非ご一読ください。

一年生用の教科書から少々引用してみます。
(鉾田市の中学校で使われている大日本図書の数学の教科書です。)

数学は、問題の解き方や計算の仕方を
暗記する学問ではありません。
また、数学では、答えが一つであったとしても、
考え方はひとつだけとは限りません。

全くその通りです。
数学は公式を暗記する学問だと思っている中学生もいますが、それは大きな間違いです。
また、”数学は答えが一つしかないから嫌い”という人もいますが、答えに辿り着くまでにはどんなふうに考えたっていいんです。

数学では、ルールに従ってさえいればどんなふうに考えてもいいし、ときにはルールを変えてみたり、取り払ったりしたっていいんです。
寧ろ数学とはそうして発展してきた学問だとも言えます。

更に、三年生用の教科書からも引用してみます。

このような社会が成り立っていくためには、一人一人がすじ道を立てて考えることができなければなりません。

このようなすじ道の立った考え方のことを、論理的な考え方といいます。

数学は、この論理的な考え方を育てるのに適した学問です。

私もこの考え方に賛成です。
「数学と社会?!」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。

”数学なんて理系に進まない限り将来に必要ない”と思っていらっしゃる方もいますが、数学を学ぶことの意義は、計算ができるようになったり方程式が解けるようになったりすることだけではありません。
数学を学ぶことで、論理的であるとはどういうことかを理解し、また、自分自身が論理的に考えることができるようになるのです。

かといって、難しく考えることはありません。
数学を勉強するとき、なんで?どうして?という思いさえ大切にしていけば、自然に論理的に考えることができるようになります。

「論理」と言えば、多くの中学生が「証明」に苦しめられることにもなるのですが、それについてはまたの機会に。

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英語の基本文型

びっくりしました。
ある出版社の中学校の英語の教科書には、英語の基本文型が載せられているようです。
それ自体は結構なことなのですが、載っているのが3年生のしかも一番最後。
一体どういうつもりなのでしょう。

従来私は、英語の基本文型を教えない中学の現状を憂いています。
日本語と英語は文の構造そのものが違うのですから、早い段階できちんと文型を教え、自分で把握できるようにするべきだと思い、実際にそのように生徒たちを指導してきました。

3年間英語の文の構造を教えず、最後の最後になって、「あなた方が習ってきた英語の文章たちは実はこの5つに分類できるんですよ」と言われたところで戸惑うしかありません。
理解に苦しみます。

例えば、
I have a pen.
という文章があります。
勿論意味は「私は(一本の)ペンを持っている。」です。
しかし日本語では「私は」「ペンを」「持っている」と考えるのに対し、英語では
「私は」「持っている」「ペンを」
と考えるわけです。

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肝心なことは、ここで
この文章は
主語+動詞+目的語(目的語という名前はどうでもよろしい)
つまり
誰は どうする ~を
の順番でできているのだな

ということをしっかり理解することです。

これができていて初めて、
He made a doghouse. (彼は犬小屋を作った。)
とか、
The news surprised me. (その知らせは私を驚かせた。)
とかいう文章を作ることができるようになります。

こうした練習を積み重ねることによって、さらに複雑な例えば
We brought different ideas together, and completed a wonderful movie in the end.
のような文章を理解することが可能になります。
(これは3年生の最後の単元で教科書に登場している文章です。)

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(私たちは異なる考えをまとめ、最後には素晴らしい映画を完成させた。)

主語+動詞+目的語という文型を知らずにこの文章を理解できるとは思えません。


塙 数英教室には、こうした文型を把握する訓練をするメソッドがあります。
一度体験してみませんか?

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「みはじ」

「みはじ」ってご存知でしょうか。
大人は知らなくても、小学校で教わるので中学生は皆知っています。

「みはじ」は「みちのり・はやさ・じかん」の略で、道のりと速さと時間に関する算数の問題を解くときに使いましょう、という計算方法です。
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この図の意味するところは、”道のり”と”速さ”が出てきたら
”道のり”÷”速さ”
を、
”道のり”と”時間”が出てきたら
”道のり”÷”時間”
を、
”速さ”と”時間”が出てきたら
”速さ”×”時間”
を計算しましょう、ということです。

いつのころからか、どこの小学校でもこれを教えるようになりました。

ただ、私はこれは大問題だと思っています。
小学校の算数で答えさえ出せればいいというのなら、これでいいでしょう。
でも、こうして計算規則だけを覚えてしまったら、「速さ」とは何なのか、という本質的なことが全く分からなくなってしまいます。

40kmの道のりを時速20kmで進んだら、当然2時間かかります。
何故なら一時間に20kmを進むわけですから、
40÷20
で2時間。
これが割り算の意味そのものです。

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大人なら、なんだそんな当たり前のこと、と思われるかもしれませんね。
ところが今の中学生は、これが当たり前に思えないのです。

この割り算は、40を20で切り取ってみると丁度2つ分、という意味ですね。
40=20×2
ということです。
この割り算の意味が分からない中学生が大勢います。

小学校の算数では、割り算は
50÷6=8・・・2
と習います。
これを中学校の数学では、
50=6×8+2
と考えることになります。
でも、これができない中学生が少なからずいるのです。
理由は、割り算の意味をきちんと教わっていないから。

実は私も、中学の数学で道のり速さ時間の問題が出てきたとき、「みはじ」で解くのを許していました。
でも、やはりこれでは行き詰まります。
今後はきちんと「速さ」と割り算の意味を教えていかなければ、と考えています。

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